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江の島は湘南の「へそ」です

江の島は「湘南のへそ」と言われてきました。
地形的にみても湘南の中心にあり、
島のテッペンに灯台が突き出た独特の形が、
相模湾一帯の海岸から目印となるように見えるからです。


地元湘南の不動産業の方がこんなことを言っていました。
同じ住宅物件でも、
物件の窓やベランダから海が見えれば価格は
3割増し。

江の島が見えればさらに1割増し、
富士山が見えればプラス3割の合計6割増しとのことでした。
江の島は富士山には及ばないものの、
しっかり景観として貢献していることになるわけです。


腰越漁港から江の島でまでは目と鼻の距離ですが、
朝もやが立ち込めた日の江の島は
うっすらとしか見えません。
こんな江の島もしっとりと美しいのです。

描き方のポイント
この風景をよく見ると、遠景は江の島、中景は赤い灯台の岸壁、近景は手前の釣り船ということになります。
これらの3点の距離感をしっかり描き分けるのがこの絵のポイントです。
→詳細はP100「遠近感の出し方」参照。


日常生活では江の島は遠くから見るだけですが、
たまには島に上陸して見物すると、
そこは門前町特有の古くて懐かしいお土産屋さんが並び
その参道を登れば、
赤い鳥居の神社があり、竜宮城に訪れた気分になります。