ゴミゴミした風景も「勝負の一色」で描けば、魅力的なモチーフとなります。




背景の人ごみの線画と彩色をしました。
このようなゴチャゴチャした風景では、「トレース水彩画」は彩色よりも線画のほうが、はるかにカンタンに描くことができるため、線画をしっかり描き、彩色は最低限の彩色にするのがポイントです。
私流に言えば、「お茶を濁す程度」の彩色とし、塗り過ぎは禁物です。




その上に「勝負の一色」を、絵全体にプリントすれば、あ〜ら、不思議、しっかり風景画として成立しました。
背景の人物の彩色状況をご覧ください。全く彩色していない人物もかなりいて相当手抜きした彩色ですが、しっかりプラットホームの人ごみの雰囲気が表現されていると思います。



赤いレインコートの女性を彩色して、絵が完成しました。


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