「勝負の一色」を、色を決める

柿の色が青いのはマスキング液で塗ったからで、柿と背景との2枚の写真を合成して描くことにしたことに起因します。
それによりその上に背景の線画を描き込んでもしっかり合成できるだけでなく、「勝負の一色」を塗るときのマスキングとしてそのまま利用できるからです。
この絵き晩秋の風景ですから「勝負の一色」は茶色系統で描くことも考えましたが、この絵の主役は柿だとすると、柿の朱色を引き立たせる色としてくすんだ緑としました。
「勝負の一色」を塗り、後は柿を描けば、絵の完成となります。

柿の鮮やかさは、背景の色が重要な役割を果たしているのがおわかりだと思います。

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