彩色偏3. 彩色の第一色は黒、明暗で描く


初心者にとって彩色はとても難しく、皆さん苦労しているようです。それは従来の描き方での彩色は、必然的に「色彩」と「明暗」を同時に描くからです。
トレース水彩画では2つの要素を別々に分担作業にすることで、彩色をよりカンタンに描くことが出来ます。

彩色の分担作業とは  @ 黒い絵具で明暗のみで描く。
               A その上から素地の色を塗り重ねる。
               B 影の色を塗り重ねる。

ここをクリックすれば、拡大された原寸写真がでます。

犬山市の建物博物館「明治村」の村内を巡回するボンネットバスです。
この素材を彩色するなんてちょっと難しそうですね。

トレース水彩画は透明水彩絵具の黒を使用しますが、この行程では不透明水彩の黒絵具が必要となります。

写真の絵具は、100円ショップ゜「ダイソー」で購入した「アクリル絵の具・黒」です。
私はターナー・アクリルガッシュ・ジェットブラックを使用しています。
どちらも忠実に対応します。

2つの黒い縦線がありますが、左は不透明水彩の黒、右は透明水彩の黒で描きました。
その上から緑とオレンジの絵具を重ねると、透明水彩は黒い絵具が解けてにじむのに対し、不透明水彩の黒は全くにじみません。

にじんでしまえば絵が台無しになりますから、不透明水彩の黒絵具を使う必要性はそこにあります。

写真を見ながら、上記の黒を水よく溶かし、モノクロの絵を描くように描き進めます。


第一色の明暗の絵が完成しました。
黒一色塗っただけで、絵の出来上がりがイメージできるようになりましたね。

彩色の第二の行程以降は、色彩を塗り重ねる行程になります。





彩色も素地の色を塗った上に、影の色を塗り重ねて絵が完成しました。
透明水彩の透明とは、色を塗り重ねても下の色が透けて見えることから来ています。どんどん塗り重ねましょう。

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