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アトリエの窓を開けると海が広がる


わが家は海の近くの高台にあるため、私の自室兼アトリエからは相模湾越しに伊豆大島が見えます。

妻に言わせると私の部屋の中は、潜水艦のコクピットのように
いろいろなモノがゴチャゴチャしているだけのようですが、
そのコクピットこそ私流に作り変えた居心地最高のアトリエと自負しています。

そして私の心はいつも鳥のように空を飛んでいるのです。
私にとって「絵を描く」ことは仕事であり、趣味であり、暇つぶしであり、癒しです。
だから在宅時間のほとんどは「何人たりとも入室禁止」のこの部屋で、
絵を描いたり、音楽を聴いたり、なんとなく時を過ごしています。
絵を描くことは自己を見つめなおし、内在していたものを引き出す作業かもしれません。

こんな引きこもりのような、自閉症のような生活こそ、
イメージが徐々に膨らみ、表現へと昇華していく制作基地なのです。

描き方のポイント
風景画は近景・中景・遠景をしっかり描き分けることが大切です。
→詳細はP100「遠近感の出し方」参照


愛犬モモタロウは勝手に自室のソファーに上がりこみ
「これはオレ専用のベットだ〜!」と居座って以来、
私の部屋はモモタロウの部屋にもなりました。

最も愛用している筆は、妻が書道で使い古した筆のお下がりです。