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トレース水彩画」秘伝その2  いい絵はいい写真から 

トレース水彩画は写真を素に描きますから、すべての出発は写真からはじまります。
私の場合、外出時には必ずカメラをポケットに入れ、ちょっと面白い情景と出会えばすかさずシャッターを押すことを習慣化しています。


(写真にナンバリングする)

上のサーフィンの写真は、私のストックしているサーフィンを撮った写真のこ゜く一部です。
この出版のために写したものでも、サーフィンの写真が特に好きだから写したものでもありません。
毎朝海岸を散歩するのが日課となっており、サーフィンの写真のほとんどはそのとき気軽に写したものです。

私は絵を描くのも好きだけど、「よ〜し、いい写真を撮ってやろう」とカメラをポケットに入れて出かけるのも大好きです。
そしてたくさんの写真の中から次はどれを描こうかと写真を探すのも楽しいのです。
そして、描くことを決めた写真をあきずに眺めながら、どのように描こうか考えるのも楽しいのです。

毎日の出会いがシャッターチャンスと考えるだけで、外出がぐっと楽しくなりますよ。


             


2つの絵はどの写真から描いたかおわかりですか?
答えは、右が 27番 、左が 7番です。
これ以外の写真にも、絵になりそうなのがたくさんありそうですね。



ポイント

いい絵を描くには、いい写真が必要です。
いい写真を撮るには、写真テクニックもさることながらいい情景にめぐり合うことです。
いい情景にめぐり合うには、積極的に出かけることと、チャンスにすかさずシャッターを押すことです。
そして、たくさんのいい写真から選びに選んだ一枚は、最高の「いい絵の素」となる写真となります。