レッスン14 主役に強い存在感を持たせる


風景画を描く場合は、何を描きたいかを明確にしてから描く必要があります。
今回の課題での主役と想定されるものは、実際の写真での存在感がとても弱いのですが、全体のバランスを壊さずに存在感を増す描き方です。

かすかに富士山がみえる湘南・七里が浜の風景を描きます。
この絵での大きな問題は、主役である富士山がとても弱い存在であることと、道路沿いのゴチャゴチャした風景は、描くとなるとうんざりするほど複雑に見えることです。



トレースする前に前もって富士山と山並みをエンピツでなぞり、描きやすくします。
トレースにおいても通常は0.5o以上のボールペンで描きますが、この部分だけは極細のボールペンで描きます。


線画が完成しました。
ゴチャゴチャした風景を描くのは大変のように思えますが、多少時間はかかるものの、難なく描くことが出来ます。むしろシンプルなものを描くより簡単かもしれません。



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富士山を中心に放射状に空を描く


この絵のテーマは映像的には弱い存在の富士山を、全体のバランスを崩さずに強い存在にすることです。
そのため、必要最少の色しか塗らず、ホワイトスペースを多くとる描き方にします。それともうひとつ・・・


富士山を絵の主役とすべく、赤丸印が中心となるように放射状に空を描き進めます。
色えんぴつの基本は線ですから、その特質を生かした方法となります。

絵が完成しました。
そらの描き方ひとつで富士山に強い存在感を持たせることができます。手前の道路沿いと海岸の彩色を大幅に控えることも効果的です。




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