構図を工夫すれば、絵に新しい魅力が生まれます


魅力ある写真さえあれば、素直に描くだけで魅力ある絵になります。とはいうものの魅力的な写真を写すことはとても難しくカンタンではありません。特に雄大な風景を描くとき、その雄大さはなかなか表現できないのです。
そのような場合、構図に工夫することにより、絵に新しい魅力を引き出すことができます。



   山形県の独立峰・鳥海山の雄大さに魅せられました。
   季節は秋、刈り取り直前のたわわに実る稲穂の黄色と、山の青さの対比が美しく、写真に収めました。
   しかし写真で見ると、あの圧倒する雄大さが消え、存在感の弱い普通の山の写真となってしまいます。
   構図を工夫することにより、写真では表現できない、感動するばかりの雄大さを表現することにしました。


   絵が完成しました。写真とこの絵との違いがわかりますか?
   絵の主役は鳥海山なので、稲穂を原色の黄色にし、ディテールを描かずにシンプルにしました。
   それにより山に視点が移る効果があります。
   それよりもっと重要なことは、手前の田んぼを手前まで広げる構図とすることにより、
   あたかも広角レンズで写した写真の効果が得られ、逆に鳥海山の雄大さを表現することができます。



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