塗る順番を守り、塗り重ねが彩色の決め手。


初心者がもっとも苦労するのが彩色のようです。
ある色が極端に強かったり、濃かったり、色相に片寄りがあったりと、絵全体に不協和音が生じるからです。
透明水彩では、色を塗ってから「失敗した!」となっても消すことができません。それにはどんな段階でもそれなりの絵のイメージを掴みながら、たえずハーモニーを意識して足りない部分を足していく足し算の重ね塗りの方法が一番カンタンな彩色の方法なのです。

この描き方をマスターできれば、彩色は飛躍的に上達します。



左の木は、@から順番にA、B、C とそれぞれの色を塗り重ねて出来上がった絵です。
透明水彩の特色は、塗り重ねても下の色が透けて見えることです。足し算の塗り方で描いたものです。

   @の色  明暗をつくり、すばやく絵全体のイメージを作る色です。
   Aの色  モチーフ本来の素地の明るい部分の色です。
   Bの色  モチーフ本来の素地の暗い部分の色です。
   Cの色  影の色です。

この方法と全く同じ方法で、風景画を描きました。

ぬり絵の素ができました。この風景は南仏・コンク村の風景です。

@の色  明暗をつくり、すばやく絵全体のイメージを作る色を塗りました。

Aの色  モチーフ本来の素地の明るい部分の色を塗りました。

Bの色  モチーフ本来の素地の暗い部分の色を塗りました。

Cの色  影の色を塗って、拍子抜けするほどカンタンに絵が完成しました。



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