人物画は風景画よりカンタンに描ける


通常の絵では人物画は高度なデッサン力が必要とされ、最も難しいモチーフのひとつですが、「トレース水彩画」こそその特質をフルに発揮できる画法です。つまり人物画はカンタンに描くことができるのです。
その理由は、人物画の場合絵のできばえよりも、似ているかどうかに関心向かいます。「トレース水彩画」は写真をなぞるわけですから、顔の輪郭、目の位置と大きさなど、完璧なデッサンが描けるわけです。
初心者の方も似せて描くことはカンタンなのです。(そっくりに描くのは大変ですが) 
現に、絵画初心者の方が、家族等を描き、「似ている」ことに描いた本人が驚いた何例かを知っています。
ウソだとお思いでしたら、ぜひお試しください。

もうひとつ重要な理由があります。人物画にはモデルと描き手の間に深い心のつながりがある場合が多いのです。絵は心や感動を表現するメディアです。心のこもった絵は、テクニックなどを超えて魅力ある絵となるのです。

友人のHさんとそのお子さんをモデルにして描きました。


顔の輪郭や目鼻などの主要ポイントは、ていねいにていねいになぞっていきます。
筆圧の強弱をつけて描きます。


髪は流れに沿ってなぞります。彩色ではその上にサッと塗り重ねても、髪の質感がしっかり出ます。


線画が完成しました。
髪は全体を描かず、ポイントだけ描きました。

水彩画で描いた後、デリケートな部分に色鉛筆でちょっと修正して、絵が完成しました。
額装して部屋にでも飾れば、暖かい雰囲気をかもし出すような気がします。


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