彩色偏2 色づくりのポイントは試し塗りにあり

色を作る場合、見本となり目標となる色を決めることが必要ですが、トレース水彩画ではトレースした素の写真を色の見本とします。その場合、たとえば「柿の色」ではなく「柿のこの部分の色」と写真のピンポイントを見本の色ときめ、その色を目標にパレット上で混色して作ります。
私は原色をそのまま使うことはまれで、2色以上の色を混色して新しい色を作る場合がほとんどです。なぜなら塗りたい色は原色より複雑な色が多いからです。

作り方は、見本の色に最も近い色をパレット上に取り出し、それに見本に近づくような色を混色して近づけていきます。色が出来れば必ず別紙で試し塗りをして、納得して始めて実際に塗ることとなります。

ここをクリックすれば、拡大された原寸写真がでます。

今回のテーマは3個の柿です。
それぞれ微妙に色が違うとともに、ひとつの柿でも場所により色が違います。それらを描き分けることにします。

最初に見本に最も近い色をパレットに出し、足りない色味をプラスして、試し塗りしていきます。

写真では原色のオレンジを出しましたが、ちょっと赤みが不足、それにもっと濁っているようなので、朱色などを少量混ぜることにします。

上は色の見本となる写真で、下の紙は試し塗りの紙。その上にいろいろな色を試し塗りしました。右から順に塗り色に近づけていく経緯がお分りかと思います。

最初の色を塗っているところです。
その上に何色も塗り重ねていきます。、





絵が完成しました。
柿の微妙な赤の変化が表現できたと思います。柿のヘタに緑を強めたら、ヘタになっちゃった!(ダジャレです)


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