彩色偏2.  第一色は絵のイメージをつくる色

彩色偏3で、第一色は黒絵の具で描く、といいましたが、第一色の役割は「明暗」での全体イメージを構築することが目的なので、暗い色であれば黒絵の具にこだわらなくても結構です。
今回のモチーフはイタリア・トスカーナの古い街、黒よりも濃い茶色で描くことにしました。

ここをクリックすれば、拡大された原寸写真がでます。


イタリア・ピエンツァの街並は、山の高台の城壁の上にありました。

線画が完成しました。

まず第一色は明暗だけで描きますが、この絵では黒ではなく、濃い茶色で第一色を描くことにしました。

この描き方のポイントは色彩を無視し、明暗だけを意識して描くことです。
この上に色を塗り重ねますから、半分の濃度で描きます。





最初の一色を茶色にしたため、古い壁のディテールが表現できたと思います。
第二色以降の彩色は、モチーフの持つ素地の色(本来の色)を塗り重ねます。
一通り色を塗り終わった段階で、影やディテール・ポイントとなる部分を塗り重ねて絵は完成に近づきます。


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