線画偏3. 強めの筆圧でなぞる


初心者のほとんどの方は筆圧が弱いため、弱々しい線しか描けません。
線は描く人の心のありようを正直に表現しますから、筆圧を強くして太く強い線を描くほうが、魅力ある絵を描くための重要な一歩となります。
トレース水彩画でのスタンダードな筆圧は、指の先がちょっと白くなるほどの強さです。思い切って強い筆圧で堂々となぞりましょう。

ここをクリックすれば、拡大された原寸写真が出ます。

わが家の庭のブルーベリーの実です。
この写真をプリントアウトして、絵の素にしてください。

もうひとつ大切なことは、強い線・弱い線と線の強弱を使い分けることにあります。線の強弱は筆圧の強さで描き分けることが出来ます。
線の強弱が使い分けることが出来れば、確実な絵のステップアップとなります。
             @       A       B       C       D

           @軽く紙に触れる程度の筆圧の線
               Aサラサラと軽く字を書く程度の筆圧
               Bしっかり文字を書くときの室圧 この線が基本の線となります
               Cグッと力を入れて描く筆圧  初心者の方はこの強さからはじめてください
               D紙に凹みがでる強さの筆圧


線画が完成しました。弱い線・強い線、いろいろな線によって描かれているのをご覧ください。



絵が完成しました。
植物のやわらかさ、ガラスの硬さなどの質感と、木の実の赤、その反対色としての葉の緑、ガラスの無彩色の対比に注意して描きました。


目次へ   ラインへ