森田健二郎が描く


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江ノ電は鎌倉→藤沢の湘南を走るちょっとレトロな電車で、15ある駅はそれぞれ個性派ぞろいです。
鎌倉駅から2つめの由比ガ浜駅は、閑静な高級住宅地の中に溶け込むように立地しており、油断していれば気づかずに駅の入り口を通り過ぎてしまう、そんなかわいい駅なのです。



駅を出て山のほうに向かって歩くと、そのどん詰まりに鎌倉文学館があります。
鎌倉は芸術に造詣が深い街で、夏目漱石をはじめ、川端康成・芥川龍之介ら多くの文人・俳人が居を構えた地で、文学館はそんな文人たちの資料などを展示してあり見ごたえ充分なのですが、そんな文学館の建物も明治のかおりが漂い、とてもすばらしいのです。
それだけではなく文学館を取り囲む庭園も必見で、広い庭園の端から緑の木々に囲まれた建物を描くのが日曜画家の定位置となっています。
この絵はそんな彼らを描くことで、文学館のすばらしさを表現しようと思いました。


相模湾を臨む由比ガ浜海岸はワンちゃんとその飼い主たちの社交場となっています。
ワンちゃんといってもいろいろで、走って愛嬌をふりまく犬、静かに孤独を楽しむ犬、力自慢の犬、かわいさが売りの犬・・・いろいろなワンちゃんがワイワイガヤガヤで、それに付き添う人間たちもワイワイガヤガヤと賑やかなのです。