森田健二郎が描く



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江ノ電は鎌倉→藤沢を走るちょっとレトロなローカル電車で、
15の駅はそれぞれ個性派ぞろいです。

鎌倉から出発した電車が、
江ノ電唯一のトンネルを抜けると、そこは別世界。

緑に囲まれた極楽寺駅となり、
長い時を経て「山間の駅」にたどり着いたような錯覚に陥ります。
今回はその「極楽寺界隈」をリポートします。




山が迫った緑に包まれた駅舎の前の広場は
とても居心地がよく、
取材に出発したとき
ベンチでゆったり腰掛けていたおじさんが

取材が終わって再びこの駅に戻ったとき、
まだうつらうつらしながら腰掛けていました。


駅名ともなった極楽寺は駅のすぐ近くにあり、
かやぶき屋根の山門が、界隈のランドマークとなっています

この駅の観光名所は、
何といっても成就寺の紫陽花です。

圧倒的な数の紫陽花に驚くのですが、
その微妙な色の変化の美しさこそ、
紫陽花の真骨頂で、

誰もがその美しさに心が癒されるのです。

駅の近くの骨董屋さんで、あれこれレトロな品々を楽しんでいると、
この小さな旅で、タイムスリップした気分に陥りました。

森田健二郎プロフィール 画家 逗子市在住/出版「水彩画革命」「トレース水彩画入門」など著作多数
/辻堂・横須賀・藤沢にて絵画教室開設

/HPアドレス http://ken-morita.com






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